今日は卒業式。

—— 私はなんて面倒なオタクなんだろう。

この数日、何度も思っている。

 

今日、2021年4月11日、大好きなグループから1人巣立っていく。FC動画を見て、9人だ!!って嬉しくなって弾んだ心は、弾みをつけたまま落下してすぐに潰れてしまった。圭人くんが決意を口にした瞬間「どうして?」がたくさん浮かんだ。だけど、全部見終わったら不思議なことに、潰れたはずの心は少し回復していた。

 

2年前に、こんなブログを書いた。

キュウブンノイチのお話。 - 曇りのち 、幸せ

読むまで自分でも忘れていたけど、最後にこんなことを書いていた。

 

「どうか2年後、9人が笑っていますように。」

 

笑ってた。楽しそうに。画面の中にいたのはあの頃の大好きな9人だった。悔しいほどに。だからこそ、とてつもなく切なくて、さみしくて、苦しい。ファンファーレ!を聴く時の気持ちに似ていた。

 

報道で今回のことを知った他G担の人がTwitterで「ファンが可哀想だ」とか「約束と違うのはひどい」と呟いていた。それを見て、モヤモヤした。正直私は怒ってたんだと思う。違う、そうじゃないってずっと思ってた。たしかに約束と違う。悲しい。別に笑顔でじゃあねって言えるわけじゃない。急すぎる、とかコロナがなかったら?とかずっと考えている。怒っているファンだっている。ずっと2年半待っていたファンがそう思うのは自然なことだと思う。だけど、何も見ていない人たちが、ただ報道を見て、1分もあれば読めるような記事を見て、私たちの心を代弁してくれるのはどこか違うと思ってしまったし、私の場合はFC動画を見終わったら、初めに感じた「どうして?」より「ああ、この人たち大好きだ」の方が勝ってしまった。

 

昨日のラジオで、伊野尾くんが声を震わせながら、「8人のメンバー、本当に良い人間だなと思った」と言っていた。その通りだ、その通りすぎる。

 

優しく後ろから頭ポンってして見守ってくれる薮くんも、発表後1番初めにラジオで想いを伝えてくれた髙木くんも、メンバーじゃなくなっても家族だ、圭人は可愛い弟って言ってくれた光くんも、声を震わせながら仲間に恵まれてるって言う伊野尾くんも、webの連載で想いを綴ってくれた有岡くんも、「前向きに明るい未来のために!」って留学する圭人くんを応援した知念くんも、この2年、たくさん圭人くんの名前を出してくれた裕翔くんも、自分の正直な気持ちを伝えてくれる山田くんも、そして結果は違うものになったけど、Hey! Say! JUMPのためにと留学を決めた圭人くんも、みんなみんな優しい。

 

私たちファンがそれぞれの想いを抱きながら、9人のHey! Say! JUMPを待っていたように、メンバー8人もずっとそうなることを願っていたはずで。だからこの運命は、この決断は、悔しくて苦しくて残酷でもあるけれど、同時にとても美しいなと思った。美しいなんて言葉、全然相応しくないし使うべきじゃないのかもしれないけれど。もう誰も「申し訳ない」なんて思わなくて良いよ。

 

個人的な話になるけど、仕事の都合で今日の配信を見られないことが悔しくてたまらない。何かしら見る術がありますように、と願いながら今電車に揺られている。とりあえず、配信の内容は見られる人に託すとして、私は私の想いを伝えておく。

 

9人のHey! Say! JUMPが大好きです。あったかくて、楽しくて、こっちまで幸せになれるあの9人が大好きです。この想いは、これからもずっと変わらないと思う。9人のキラキラした姿、9人と見た夢、そこからもらったときめきは、そっと心の宝箱にしまい込んでおきます。9人のHey! Say! JUMPと出会えてよかったよ。ありがとう。そしてこれからも、Hey! Say! JUMPは私の糧です。

 

それぞれの道を歩んでも、9人が幸せに笑い合う未来が広がっていますように。